FRP防水とは ~ 用途・特徴・材料・工法・歴史・施工実績など ~ |
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FRP防水の概要・特長 |
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FRP防水は、下記のような優れたFRPの特性を防水分野に応用したもので、防水層は軽量かつ強靭、耐熱性・耐食性・耐候性などに優れているという特長があります。 FRP防水は、液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加えて混合し、この混合物をガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。従って出来上がった防水層は、継ぎ目のないシームレスな層となり、優れた防水性能を発揮します。 また、塗膜の硬化速度が速いため、何層も塗り重ねる仕様でも1日で施工を完了させることが可能です。 詳しくは 「FRP防水の特長」をご覧下さい。 FRP防水の材料・仕様・用途など全般的な概要を 「FRP防水の手引き」にわかりやすくまとめました。この小冊子は、当工業会が作成し防水ジャーナル(新樹社)に2011年4月~2012年3月の1年間にわたって掲載された記事をベースにしたものです。
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FRPについて
FRPは繊維強化プラスチック(Fiberglass又はFiber Reinforced Plastics)の略称で、ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強されたプラスチックという意味です。 FRPは数々の優れた特性を持っており、例えば強度・耐久性・耐水性・成型性等が優れていることから、船舶、水槽、バスタブ、自動車、建材等に広く使用されています。 なお、FRPの持つ優れた耐久性は、『これがFRPだ!』(プラスチック産業資材新聞)に紹介されています。
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FRP防水の材料 |
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FRP防水の仕様 |
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FRP防水の代表的な仕様であるガラスマット2プライ仕様は、『L-FF仕様』として(一社)日本建築学会の建築工事標準仕様書(JASS8)に記載されています。その後2014年の改定では、参考仕様として、『ウレタンゴム系/FRP系塗膜防水複層工法・駐車場密着仕様』及び『FRP系塗膜防水工法・耐温水/耐薬品性密着仕様』の2つの仕様が取り上げられました。 なお、JASS8の参考仕様とは、『標準仕様ではないが、設計者にとって役に立つと思われ、設計の際に参考になるもの』とされています。また同じ建築学会から刊行されている「FRP防水工事施工指針・同解説」には種々の用途に対応するFRP防水仕様が記載されています。詳しくは 「FRP防水の仕様(建築学会JASS8仕様及び施工指針仕様)」をご参照下さい。
(独法)都市再生機構(UR都市機構)においては、FRP防水工法が浴室防水改修工事の標準仕様として 『保全工事共通仕様書』(平成29年版)に採用されました。なお、この工法はノンスチレン型の樹脂を使用することが特徴となっています。
(独法)住宅支援機構が『木造住宅工事仕様書』及び『枠組壁工法住宅工事仕様書』においてバルコニーのFRP防水の仕様を定めています。詳しくは「技術情報」のページで「FRP防水の仕様」をご覧ください。
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FRP防水の施工法 |
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FRP防水の標準的な施工法は、他の防水施工法と同様 全国防水工事業協会の「防水施工法」において標準化されており、木造バルコニーの施工については、当工業会が 標準施工仕様書を定めています。 また、厚生労働省(中央職業能力開発協会)が実施している 技能検定については、FRP防水は平成13年(2001年)から行われるようになり、2019年現在、既に全国で5,500名を超えるFRP防水技能士が誕生しています。
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FRP防水の用途、施工例
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FRP防水工法にはアスファルト防水やシート防水など他の防水工法にはない特徴があり、下記写真のような様々な用途に用いられています。FRP防水の用途のより詳しい説明は こちら をご覧下さい。
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FRP防水の歴史 |
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FRP防水は1970年代初期に開発され以降国内で急速に普及していきましたが、今日までに至る歴史を 「FRP防水工法の歴史」としてまとめました。FRP防水の歴史を知る上での参考として頂ければ幸いです。
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FRP防水の施工実績 |
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